
相手を思いやる気持ち

※過去のブログより引用
私たちは家族や気心の知れた人に対して
相手の心を考えず、
乱暴な言葉遣いや荒々しい言葉遣いを
することがしばしばあります。
そしてそれによって、相手の感情を傷つけ
売り言葉に買い言葉となって
争いごとへと発展します。
私たちは多くの人々に支えられて生きていますが
生命は遠い先祖から引き継いだものであり
この世に生かされると自覚する事が大切です。
そして、生かされる自分だからこそ
相手の心を大切にし慈しみの心を持ちたいものです。
相手を慈しみ敬う心は
自分自身を高める事にもつながります。
乱暴な言葉遣いや発言は
自分自身を損ねてしまいます。
仏教では慈しみを持った言葉遣いで
相手に語る事を「言施(げんせ)」といい、
笑顔で人に接する事を「和顔施(わがんせ)」といいます。
いずれも相手の怒りや憎しみの感情を
和らげるものであり
相手の心に対する施しであります。
このような施しを心掛けて毎日過ごしたいものです。
合掌