
なぜお金を使って、先祖供養をしなければならないのですか?

なぜ子孫の私たちがお金を使って、
先祖供養をしなければならないのですか?
とよくご質問をいただきます。
私たちが生きる人間界の貯金は、
銀行などの金融機関の通帳に記載されおり、
いつでもすぐに金額の残高の確認が出来ますね。
一般的にこの残高の沢山ある人を、お金持ちと言っています。
実は、霊界にも見えないお金があるのです。
それを陰徳と言います。
しかし、霊界における陰徳と言う貯金は、
目には見えず残高もわりません。
霊界の陰徳という貯金がたくさんある家系は、
子孫は何をしても上手く物事が運んでいきます。
しかし、陰徳という霊界の貯金の残高が不足し赤字になると、
子孫は病気に成ったり、子どもが非行に走ったり、
事故に遭ったり、我々の望まない事が次々に起こってきます。
更に赤字が大きくなると不幸な出来事が、
続いて起るようになります。
そこで、先祖供養をして
霊界の見えないお金を貯金する
功徳を積む行為を積善供養と言います。
亡くなったご先祖様は善行を積む事が出来ないので、
そのご先祖様に成り代わって、
生きている私たちが積善のご供養をします。
ご先祖様を大事にするということは、
自分を大事にするということです。
なぜなら我々子孫は、
ご先祖様の生まれ変わりだからです。
私たち子孫がご先祖様に、
先祖供養という功徳を積む事により
功徳の果報がご先祖様に廻らされ
陰徳と言う貯金が貯まってきます。
やがて霊界のお金は、私たち子孫に廻ってくるのです。
もちろんその逆も起こります。
先祖代々ご供養を通して貯金してきたものを、
ご供養もせずに口座から引き出し、
使い込むだけではいずれ無くなります。
貯金と資産(陰徳)をうまく運用していく事は
霊界でも同じなのです。
儲けたお金を自分だけで使わずに、
世間の方が悦ぶようなお金の使い方をするなど、
世の中に対して善行を積む事もまた
ご先祖様に最大のご供養となるのです。
生きているご先祖様である親を大切にし、
家の根っこであるお墓を大切にし、
毎朝仏壇には家族全員がお参りする。
そしてお寺での日々のご供養と合わせて、
ご先祖様の命日を家族皆でお祝い(ご供養)をする。
これが幸せ往きの基本です。
常に追善供養をいたしましょう。
合掌