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心温まるお手紙『ご先祖様の因縁を解くとは、実際どういう事なのか』

【ブログ】ご本尊様のお言葉、皆様のお声

毎月大先祖のご供養と、

各故人様の祥月命日に合わせて

ご供養をお申込みいただいている信者様のお手紙です。

20代の頃から現在まで約8年間、

当山で霊界施餓鬼一粒萬福法要を

熱心に続けてくださっています。

その努力もあって、

お仕事も順調で年々飛躍されています。

先月の御爺様のご供養の時にお預かりしたお手紙ですが、

生前御爺様がどれほどの思いで命を全うされたのか

その情景が浮かび、

心温まるお話でしたので、

ご紹介させていただきます。

***

おじいさん、まもなく霊界に旅立たれてから

早いもので再来月で4年になります。

本当にこの4年弱、おかげ様で○○家は良い方向に動き始めています。

(ご自身)も新しい事業を始めたり、(弟様)も来月は結婚式です。

生前は本当にお世話になりました。

自宅の建設費、大学費用とそれ以外も結局全部出してもらいました。

他の兄弟に対してもですが、してあげたことが多かった人生のように思います。

並々ならぬ苦労をしたことは聞いています。

その苦労の上に今の我々がいることは片時も忘れずに生きていきます。

ちょうど10年前、癌の手術の際家族全員で見送ったことや、

2022年○月○日、今世最後の自宅をなかなか離れようとせずに病院に行くことを

渋っていたのを昨日のことのように思いだします。

ご覧の通り、今は毎月家族全員で月に一度は食事と墓参りをしております。

おじいさんの供養も兼ねて以前よりも○○家は結束力が強くなったようです。

おばあさんも来年は85歳になります。

まだまだ元気ですが、いつ神仏から寿命を言い渡されるかわからないので

会える時にはこれからも変わらず会いに行きます。

霊界施餓鬼の際はまずは、生前迷惑をかけてしまった方、

苦しめてしまった方に施しをして業の借金を返してください。

その後は霊格の高い方々へと施されてください。

○○家の先祖様へも施し下さい。

おじいさんの五十回忌までは私が責任を持ってやるのでご安心ください。

私も世間や人様に対して、頭を下げながら世の中に出ていきたい思います。

よろしくお願いします。

***

家系の因縁や業は、

ご先祖様の生前の行いはもちろんの事、

亡くなった時の【感情】が

深く作用しています。

そのご先祖様の魂を浄化するには

子孫が供養するという行いと、

子孫の感謝の気持ちのどちらも不可欠です。

そしてその因縁や業をはかすには、

このように子孫の温かい愛情に、

勝るものはありません。

私はこんなに辛かった、

こんな思いをしてしんどかった

というご先祖様ほど、

感情から作用する因縁が深くなるからです。

そのことと同様に

お手紙の中でもお話くださっていますが、

生前他人様から受けられたご恩や

他人から受けた念(因縁)もこの施餓鬼供養での施しを通して、

故人様ご自身が霊界で感謝の念を込めて

一つずつ解くことが必要です。

巷には、これをやったら良くなる

というような簡単な情報で溢れていますが、

何年もかけて積まれた因縁を解くには

それだけの月日が必要です。

故人様ご自身も地道に霊界で、

このように子孫を想って働かれています。

ご先祖様の命を生き抜いた努力の先に、

今の私たちの幸せがあることを

忘れてはいけません。

ご先祖様と私たちは、いつでも

持ちつ持たれつの関係性なのです。

遺産を沢山残された故人様ほど、

霊界施餓鬼一粒萬福法要を望まれます。

死んだら終わりではありません。

死後の世界での修行のほうが苦しいのです。

合掌

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