
ご先祖様への温かいお手紙

4月にご供養を、お申込みいただいた信者様のお話です。
この信者様は長年、当山の霊界施餓鬼一粒萬福法要を
続けていただいております。
今回曾御婆様の年忌にあたり、
菩提寺様でもご家族の皆様揃ってご供養されたようですが、
当山の霊界施餓鬼一粒萬福法要も同日にお申込みくださいました。

当山の霊界施餓鬼一粒萬福法要では、
遠方でご来寺できない信者様の代わりに
ご先祖様にお言葉をお伝えさせていただいております。
何かお伝えすることはありますか?
と信者様にお尋ねしました。
すると・・・
私共も大変感動する温かい文章をお預かりしました。
現世を生きる私たちの生き方をも、
考え直すきっかけとなるような素晴らしいお言葉でしたので、
是非皆様にも読んでいただきたいと思います。
快く許可をいただきましたので、掲載させていただきます。
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感謝を込めて霊界施餓鬼の際に
貞観師に下記を代読して頂ければ幸いです。
子孫一同の気持ちです。
(故人)様、この度は三十三回忌をお迎えられたこと、
誠におめでとうございます。
このように子孫一同、
集まり法要ができたことを感謝申し上げます。
子孫は皆、元気に幸せに過ごしております。
3年前にあなたの息子である〇〇が寿命を迎え、
85歳でそちらに行きましたがお会いできましたか?
ご主人である〇〇様を戦死で早くに亡くされ、
どうにも生けて行けなかったそうですね。
息子である〇〇と娘二人を連れて
電車に飛び込み心中を図ろうとしたものの、
思いとどまったことを代々伝え聞いております。
(故人)様の生前の苦労や陰徳が
孫、曾孫の代で花が咲いております。
本日の三十三回忌を境に、
また一段生前の思いを浄化されて清浄な魂になり、
高い霊界へと行って下さいませ。
この後の霊界施餓鬼におかれましては、
餓鬼霊はもちろん、あなたが生前に迷惑をかけた霊、
苦しめてしまった霊にも施しの行を行ってください。
〇〇家の大先祖様、また命光不動尊様の御本尊様、
並びに御眷属さまの御導きに素直に従ってくださればと思います。
本日は誠におめでとうございます。
そして日夜の見守り、心から感謝申し上げます。
○○家
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なかなか不条理なことが多い世の中ですが、
戦時中もご先祖様が私たちに命を繋いでくれたように、
今を力強く生き抜いて
胸を張って子孫へ命のバトンを
繋いでいかなければいけないですね。
そして、お墓や仏壇を守るだけでなく、
ご先祖様の歴史や想いを
語り継ぐ事がとても大切です。
どんな時もご先祖様に感謝のご供養を届けることが、
私たちの子孫繁栄に繋げることができます。
今後も当山の唯一無二のこのご供養を
後世に残せるよう、私共も邁進してまいります。
ありがとうございました。
合掌