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送り火・河供養・終戦記念日

令和七年度 盂蘭盆会のご供養も

無事に終える事ができました。

最終日の塔婆供養が終わった瞬間に、

肩の荷が下りると言う言葉が如く、

背中がスッーとしていく感覚がありました。

今日は、一日遅れの送り火と紙塔婆の河供養を

執り行いました。

16日に送り火をする意味は、

宗祖 寳顕師は、一日でもこの世に残っていたいであろうという

ご先祖様の思いから、霊界にお還りする日を一日先送りにしているのです。

仏壇のある本堂から、玄関へ。

そして、高野山の方向へ向かって送り火をして

ご先祖様をお送りいたしました。

その後は、塔婆供養のご先祖様の

塔婆を川に流してご供養いたしました。

この紙塔婆は、お米で出来ており、

水に溶けて魚のエサになるものです。

これでご先祖様は、無事霊界へお還りになられました。

前日には、墓じまい・仏壇じまいの話題が

ニュースになっていたのにも関わらず、

昨日は終戦記念日で、

各報道機関は過去の記憶を掘り起こすべく、

戦争話を未来に受け継ぐためにと

戦時中の映像、戦争から生き延びた人や

戦死された身内の方々への取材した映像が

一日中流れていました。

このような行いが、

否が応でも過去の忌まわしい記憶を呼び覚まされているのです。

静かに故人を偲びたいというお方もおられるはず。

そうかと思えば、

その翌日から戦争の話はまた、遠い過去の話となり、

人々は忙しい日々の生活にかえっていくのです。

この姿を見られた外国の方は、

日本人のあまりの切り替えの早さに驚いているそうです。

終戦記念日に、日本を守っていただき

私たちに命を繋いでくださった英霊を弔う気持ちは大切です。

決して風化させてはいけません。

でも、その弔う気持ちは終戦記念日だけでなく、

常々心の片隅に置いて置くべきではないでしょうか。

その気持ちがあれば、

墓じまい・仏壇じまいという言葉は、

出てこないのではないでしょうか。

そんな中、当山の信者様の中には、

戦死されたご先祖様への感謝の想い忘れず、

ご供養を続けておられる方がおられます。

霊界施餓鬼一粒萬福法要を受けられた故人様は、

同じく戦死された霊を救うために、

霊界に於いて当山でお供えした品を配るという

責務を果たされているようです。

前山主は、戦死者を弔う気持ちを忘れているから、

日本は今ガタガタになっているんや!と

よく仰っていました。

戦死者のご先祖様がわかる方は、

是非当山の霊界施餓鬼一粒萬福法要を通して、

英霊をお救いいただきたいです。

もっともっとこのご供養を広める事が、

命光不動尊一同の責務であると

日々痛感しております。

明日は、11時より

命光秘流不動護摩供を厳修いたします。

お盆期間中に受けた邪気祓いに、

是非ご参拝ください。

皆様のお参りをお待ちしております。

合掌

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