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仕事は誰の為にする?

宗祖 故 住友寳顕師のお言葉

20代の頃から熱心に

ご供養をされている信者様が

とても感慨深いお言葉を送ってくださったので

ご紹介いたします。

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新しい転職先では残業が多く大変なこともありますが、

毎日色んな経験を積ませてもらっていると感じております。

これもお不動様やご先祖様のお導きのなかで、

「ここで学びなさい」と言われている気がするので、

やれるだけ頑張ってみたいと思っております。

またお参りした際にも直接ご報告させていただきたく思っております。

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このお言葉を聞いて、

仕事に対して

『経験を積ませてもらってる』

『仕事をするのは自分の成長の為』

という気持ちや考え方で働いている人は、

どのくらいいるのかと思いました。

世間では、残業が多い

待遇が悪いという不満をよく聞きます。

もちろん

心身の健康が一番大切です。

しかし、特に

働き方改革という言葉が出てきてから

仕事に対しての対価や評価を重視する思想に

世間が偏ってきているように感じます。

対価や評価が重要視されると

そこには基準が必要となり、

人は平等な対価や平等な評価を求め

同僚と競うようになって

しまうのではないでしょうか。

平等を突き詰めていくと結果的に

出る杭は打たれるという言葉通り、

会社の中で自由がなくなり、

周りの人との【調和】が

なくなるような気がするのです。

仕事はお金を稼ぐためではなく、

自分の成長の為

お客様に喜んでもらう為

人の役に立つ為

会社の為

家族の為など

このような発想があれば、

自身の対価や評価は

二の次、三の次になるのではないでしょうか。

人は仕事を通して世間に貢献することで、

前世からの業をはかしたり、

陰徳を積んでいます。

つまり、大人にとっての仕事は

自身の魂の成長にも

繋がっているのです。

前山主の法話の中で、

人間が生きる中で積む一番軽い業は

『損得勘定』であるとお話されています。

(一番下に動画を載せておきますので

是非ご覧下さい)

大人になると特に、

損得勘定で仕事をしていないか

日々自分の心と向き合っていきたいですね。

会社のより良い環境は、

一人ひとりの働き方に対する考え方や、

自分との向き合い方を見直す事から

始まるような気がします。

日本の道徳心の核となる【調和】。

日本が大切に受け継いできた

調和の文化は仕事をする上でも

守っていきたい思想です。

朝ドラのとと姉ちゃん(再放送)を観ていると、

先々週くらいでしょうか

戦後、女性が社会進出していく

時代の事が描かれていました。

仕事を通して世間の役に立ち、

お給料をいただく事が

どれほど有り難い事なのか

初心に戻る事ができます。

https://youtube.com/watch?v=f9Q8DlcIPqw%3Ffeature%3Doembed

合掌

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