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仕事や働くことの意味

昨年、宗祖 故 寳顕師に

あるお寺の仏様が呼んでいるのでお参りに行くように

と言われてお参りに行った時の仏様のお言葉です。

汝の願いは何か?と聞かれて、

『結婚して子どもを産んで、幸せな家庭を築くことです。

そして子どもに本来の信仰心を伝えて、

社会に貢献できる人となるように育てたいです。』

とお伝えすると・・・

『それは普通の願いじゃ。

日本人の願いはそれでなきゃならんのじゃ。

この教えを広めてほしい。』と仰いました。

最近、働くことはお金を稼ぐことという考え方が

浸透しているように感じます。

働かないと生活ができないので、

大筋は合っているかもしれません。

身体が壊れてしまうまで、働くのも違うとは思います。

ですが、現代人の働き方への考え方を見ていると

少し違うように感じるのです。

額面や福利厚生を重視する新入社員を迎える経営者の方は、

この違和感を感じている方も多いのではないでしょうか。

当山にも、経営者の方が多くいらっしゃいます。

従業員の休みを確保しないといけないので、

経営者や中間職の人が休みなく働いている

というお話をよく伺います。

本来の働くという意味は、

はたの人を楽にすることであると

前山主寳顕師がよく話していました。

どんな仕事もどこかで人を助けていて、

その働くという助け合いによって社会が成り立っています。

成人になると社会へ貢献する事が働くことであり、

単純に仕事をすることが本来の働く意味でないはずです。

仕事を通して働くことで社会に貢献し、

困っている誰かを助けた行いが、お金となって返ってくる。

そして仕事があることに感謝をする。

この順番と循環がとても大切なのだと思います。

お金が欲しいから働いて給料をもらうでは、

対価重視、能力重視、利己主義の

欲に傾いた世の中になってしまい、

その考え方が現代では、どんどん加速しているように感じます。

当山にも、福祉関係や農業関係、運送業や経営者の方など

損得勘定では働けない職業の方々がたくさんいらっしゃいます。

この世の中には、損得勘定ではできない仕事がたくさんあり、

その仕事に誇りや情熱をもって人の為に働いておられる方々が、

世の中を陰で支えてくれてるように感じます。

日本の宝である子どもたち一人ひとりも、

それぞれ社会に貢献にする為に生まれてきています。

その為、一人ひとり持っている能力は違って当たり前です。

生まれた意味や役割が一人ひとりあります。

大人は、誰しも子どもだったはずです。

大人も、生まれた意味や役割が一人ひとりあり

一人ひとり違った能力を持っているのは、

当たり前ではないでしょうか。

この物価高騰で、理不尽な事が多い世の中です。

お金がないと生きていけないのは事実です。

そんな中でも神仏やご先祖様への感謝を忘れず、

人それぞれの能力を尊重し合い

人との調和を忘れず生きていけるか・・・

日本の精神力が試されているように感じます。

https://youtube.com/watch?v=f9Q8DlcIPqw%3Ffeature%3Doembed

合掌

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