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お供え物について

当山がお供え物に、お米由来のお菓子にできる限りこだわる理由です。

お米は日本にとって、伝統・文化・命を繋いできた切っても切り離せない大切な物です。
日本の代表的な祭事である新嘗祭では、神様に新米を奉納します。 昔は、食べ物があることが当たり前ではなく、豊作かどうかが日本で暮らす人々の命を左右するものでした。 そのため新嘗祭の日には、日本で暮らす人々全員が神様に純粋な祈りを捧げていたのです。  そして新米は、新嘗祭で神様に奉納した後にしか、国民は食べる事を許されていませんでした。「お米には七人の神様が宿る」という昔の人からの言葉があるように、それほどお米は、日本・神様・国民にとってとても尊い大切なものだったのです。

そのため、ご先祖様にとっても、お米由来のお菓子をお供えすることが一番喜ばれますので、なるべく粒が細かいポン菓子等を多くお供えし、霊界でより多くの餓鬼霊をお救いできるように努めています。
しかし、昨今の米騒動で米菓子の入手が困難となってまいりました。  ご先祖様は日本のこの状況を、霊界からどのようなお気持ちで見ているのでしょうか。そのお気持ちを考えると、私たちもとても心苦しく思っています。

ご先祖様からも、「お供え物を用意していただいた上に、和尚様(寳顕師)の身銭を切ってお供え物を頂戴し、大変恐縮です。ありがとうございます。」とお言葉を頂戴しておりました。

これまで、ご供養料を皆様にお布施としてお供えいただき、お供え物に関しましては寳顕師の 慈悲のお気持ちで執り行ってまいりました。現在、米の価格上昇により米菓子が倍以上の価格になっており、米不足で大口の注文が難しいため、今後はこれまでの米菓子と同等の数の物をお供えすることが難しくなる可能性がございますが、なるべく米菓子をお供えし、少しでも農家の方々のお力になれるよう努めてまいります。